関西在住のIchiです。
京都市内からも近いんです。
宇治茶でのおもてなしの和の心をもとめて、新しくなった平等院、世界遺産のあるまちあるきの旅です。
京阪神から日帰りでできる旅でおすすめの今日は穴場スポット宇治をご紹介します。
宇治の最寄りの駅
JR奈良線みやこ路快速(奈良行) JR宇治駅
京都駅から18分ぐらいです。
京阪電車宇治駅(京阪電車宇治線終点)
宇治
宇治駅をおりて、少しあるくと、宇治川が見えてきます。
その景観が美しいんです。川と赤い欄干と緑の木立のコントラストがいにいえの宇治をおもいおこさせてくれます。
関西は、京都、奈良、琵琶湖への要衝の地として昔から栄えてきた宇治です。
平安時代には貴族たちの別業(別荘)として、舟遊びや紅葉狩りなどの遊びの地であるとともに、心の安らぎを求める宗教的な地でもありました。「源氏物語」の最後の舞台としてえらばれたのもそういう背景があるのかもしれませんね。
1994年に、平等院や宇治上神社が世界遺産として登録されています。
平等院
東京の友人を連れて観光したときのことです。
私は、ここが平等院よ。
なんて自慢気に言っていたのに、
10円玉でしょ。
と答えが返ってきたときは、、、汗でした。
私はすっかり忘れていたのです。
そうです。
10円玉です。
10円玉を見ながら歩いているひと結構いますよ。
2014年に平等院の60年ぶりの修復が完成しました。
扉や柱は赤褐色の顔料「丹土」で塗られその鮮やかさがよみがえりました。
屋根上の鳳凰や宝珠は創建当時の金色に復元されています。
平安時代に最も近い姿になったとのことです。
今はその美しい姿を一目見ようと訪れる国内外からの観光客でにぎわっています。
正面がそうです、10円玉です。
でも、宇治平等院この穴場スポットはよろこばれましたよ。
ミュージアム「鳳翔館」では梵鐘や雲中供養菩薩像などの国宝をまじかで見ることができますよ。
敷地内の「茶房、藤花」では、本格的な宇治茶を楽しむことができます。
この平等院は、紫式部がつかえた中宮の父、藤原の道長の別荘を息子の頼道が寺院にあらため、阿字池に浮ぶ絢爛豪華な鳳凰堂や庭園を造営し、極楽浄土を出現させた。鳳凰堂にアンチされる阿弥陀如来座像は平安期の作品です。
宇治市宇治蓮華116
TEL:0774-21-2861
開:8:30~17:30
休:無休
宇治茶
宇治といえば宇治茶ですよね。日本三大茶の一つです。
関西でも、全国的にも有名ですね。知らない人はいないぐらい!?
長く守られて、愛されてきた宇治の茶文化を体感できるのもこの町の魅力です。
急須でゆっくりいれたお茶、心地よく過ごせるよう本当にシンプルな和のテイストのしつらえのなかただ季節の花を添えただけの空間、日本ならではの「おもてなし」の心を感じることができます。
香り高き宇治茶を味わうおすすめのお店
辻利兵衛本店(つじりへえほんてん)
創業は蔓延元年(1860)年の茶問屋。
2015年に築百余年の茶蔵を改装オープンした茶房は、当時の雰囲気をいかしながらも現代風な雰囲気をかもしだす、極上空間です。
もうたまらないほどの宇治茶ならでは香り高いスイーツを味わうことができます。
こういう老舗を訪ねるのも旅にはかかせませんね。
訪れたいお店として覚えておいてほしいですね。
宇治市宇治若森41
TEL:0774-29-9021
休:火曜
営業:10:00~17:00
中村藤吉本店(なかむらとうきちほんてん)
安政元(1854)年創業の老舗の茶商です。
重要文化的景観に選定された建物の奥にある製茶工場を改装したカフェでは、茶の味を生かしたスイーツが楽しめます。
そのほかにも、お抹茶体験ができるすぺースなどもあります。
宇治市宇治壱番10番地
TEL:0774-22-7800
休:月曜日(祝日の場合は翌日休)
営業:9:00~16:30
寺社仏閣、ミュージアム
宇治上神舎(うじがみじんじゃ)
かつては平等院の鎮守杜として隆盛を極めた菟道稚郎子(うじのかきいらつこ)を祀る神社です。
現存する日本最古の神社建築として、国宝にも指定されています。
宇治市宇治山田59
TEL:0774-21-4634
無休
境内自由
京阪電鉄宇治線「宇治」駅下車。駅前広場を通り、
宇治橋東詰交差点を渡る。宇治橋を右手に見て(宇治橋を渡らない)、
宇治川に沿って東南の方向に進む。
宇治橋東詰交差点から200m強進むと左側斜めに入る道(さわらびの道)があるので、それを道なりに進むと宇治神社の横に出ます。
宇治神社を右手に見て進むと奥に「宇治上神社」の赤い鳥居が見えます。
京阪「宇治」駅から宇治上神社まで徒歩約10分。
宇治上神社は平等院に近いので、同じ日に両者の参拝、見学を組み込むことができますよ。
三室戸神社(みむろとじ)
宝亀元(770)年に光仁天皇の勅使により、千年観音菩薩を本尊として創建されたお寺です。
5000坪の庭園では、つつじ、あじさい、はす、紅葉などの四季折々の美しい花がみられ、「花の寺」の別名でも親しまれています。
交 通
電 車:
京阪 三室戸駅下車、徒歩15分
JR宇治駅よりバスもしくはタクシー
※アジサイの季節にはJR宇治駅・京阪宇治駅より臨時直行バス進行予定
車:
京滋バイパス宇治東ICより3分
[注意]大阪方面よりは京滋バイパス宇治西ICを利用して下さい。
宇治市菟道滋賀谷21
TEL: 0774-21-2067
無休
開:9:00~16:00
宇治市源氏物語ミュージアム
源氏物語をテーマにした博物館です。
宇治市宇治東内45-26
TEL :0774-39-9300
休:月曜(祝日の場合は翌日)
開:9:00~16:30
[電車]
京阪/宇治線 (京阪本線からは中書島乗換)宇治駅下車 徒歩約8分
JR/奈良線 (JR京都駅~奈良駅)宇治駅下車 徒歩約15分
近鉄/京都線 近鉄大久保駅からバス約15分
バス停京阪宇治下車 徒歩約8分
まとめ
宇治は平等院だけでも十分という人もいますが、その周辺、もちろん宇治茶も楽しんでほしいです。
観光的には京都に比べて、人は少ないとはおもいます。最近人気ですし、京都から近いので増えているかもしれませんが。
平日などは比較的すいているとおもいます。
観光穴場スポットとしては宇治はおすすめです。
お茶をいただきながら、和の心、日本のおもてなしってこういうことかな?なんてお茶碗を持つしぐさにもあらわれてくるその感覚と、いただく場所の雰囲気のなかに身をおいて、古きよき時代に思いをはせてみてはいかがでしょう?
一日、のんびり日帰りで観光できる、歴史も感じて和の落ち着いた雰囲気を味わう旅、関西でも駅から近くていきやすい宇治のご紹介でした。
この情報がお役にたてたら幸いです。