関西在住のIchiです。
今回の関西観光のおすすめは、京都は嵯峨釈迦堂、清凉寺です。
京都はというと嵯峨嵐山は関西では有名な観光地ですよね。
嵯峨嵐山渡月橋のあたりは結構知ってる人もいるとはおもいますが、ちょっとだけ足をのばして、なだらかな坂を昇ってみてください。
とても澄んだ空気のなかで気をいただける場所ですよ。
清凉寺(嵯峨釈迦)
仕事の関係でここのお寺の近くに行っていたことがあります。
その時に、朝、清凉寺寺の境内を通らせていただいて抜けていきました。
朝のお坊さんの読経の声がとても力強く、澄み渡った境内に響きわたるのです。
しばし聞きほれていました。
嵯峨の嵐山渡月橋からまっすぎ北に上がってきて、突き当りにあります。
そこは仁王門(京都府指定文化財)です。
全体的に和様と禅宗様を折衷したもの、初層には室町時代の仁王像、上層には十六羅漢像を祀っています。
ケヤキ造りの二階二重門です。嵐山、嵯峨野のちょうど真ん中に位置し、すくっと立つ姿は「嵯峨野の顔」とも称されているんですね。
その門をくるぐと、
広い境内と本堂があります。
本堂(釈迦堂) (京都府指定文化財)
「釈迦堂」は、清凉寺本尊三国伝来生身釈迦如来像(国宝)を安置する本堂です。
寛永14年の嵯峨大火により諸堂宇が消失しましたが、徳川五代将軍綱吉・生母桂昌院の発願、住友吉左衛門の援助により元禄7年(1694)から修理に取りかかり、同14年(1701)年に上棟。同16年に鎮壇、遷仏供養を行いました。
桁行・梁間7間、一重入母屋造、本瓦葺で、和様と禅宗様を折衷、本山級の風格を備えます。
内内陣の宮殿厨子は、五代将軍徳川綱吉と生母桂昌院の寄進による豪華なものです。
宮殿裏には、古カン(石ヘンに間)筆による「釈迦堂縁起」の一部を拡大した大壁画があります。また本堂正面楣上には黄檗隠元禅師筆による「栴檀瑞像(せんだんずいぞう)」の大額が掛っています。
清凉寺公式HP
本堂北 渡り廊下の窓の間からは弁天堂が「額縁の絵」のように見えます
紅葉のころの風景はなんとも言えず絵になる景色です。
弁天堂 弁天堂は本堂のうしろの池に面して建っています。弁天堂は、正面柱間三間、屋根宝形造で、正面に軒唐破風が付いています、弁天堂のまわりは、池遊式庭園になっています。
大方丈と庭園はところどころに石を置いた枯山水の平庭で早世した徳川家康の息女一照院の位牌所として、家康および実母のおちかの方の寄進されたものです。
霊宝館には、源氏物語の光源氏のモデル源融(みなもとのとおる)の供養のために造られた旧棲霞寺本尊阿弥陀三尊像など、国宝や重要文化財が収蔵されています。
阿弥陀如来像(国宝)は、「光源氏移し顔」ともいわれているその姿をまのあたりにしていかに、光源氏は魅力的な人であったかと思いをはせました。
阿弥陀堂 本堂東に位置する阿弥陀堂
嵯峨天皇の皇子左大臣源融が山荘・棲霞観(せいかかん)を建て、後に棲霞寺と改められましたが、これが阿弥陀堂の始まりとのことです。
阿弥陀堂前の白梅は 雪のような八重の白梅です。
冷たいというかんじではなく、なんとなくほんわかとした綿帽子という感じの梅です。
清凉寺の雰囲気
京都、嵯峨嵐山、渡月橋のあたりは観光客でいっぱいです。
関西の観光では超人気スポットです。
外国人も多くみかけます。
シーズン(桜、紅葉)の時はその道は車も規制されるほどのひとだかりです。
でも、清凉寺までくると、ガラリと変わってそこには静かな、シーンとした雰囲気が漂っているのです。
玉砂利を踏んで境内を横切っていくときの音も好きです。
ある時写真をとったらこんなすごい写真がとれました。
このお寺からパワーがあふれでているような感覚でした。
ご本尊
本尊 赤栴檀の釈迦如来(国宝)清凉寺は「源氏物語」の光源氏が造営した「嵯峨の御堂」に目される寺院です。それは清凉寺の本尊釈迦如来像が古来より多くの人々に信仰を集めてきたことに由来しています。そのことはまた、「如来二伝のおんかたみのむつまじさに、嵯峨の清凉寺にもうでて……」の序文に始まる増鏡や、宝物集・謡曲百万にかたられていることからもうかがえます。本尊釈迦如来は、古来釈尊37歳の生身のお姿を伝えた霊像として厚く信仰をあつめています。この尊像を北宋より請来した(約千年前)開祖東大寺の奝然法橋が、尊像内に謹封した五臓六腑・願文・経巻等々(すべて国宝)の発見により、まさに生身仏であることが実証されました。おん丈は等身大の檀像で顔貌・衣文の様式等、マツラ式に似たインド古式の様相を伝えています。公式HP
一度だけ、本堂でのお話を聞いてご本尊様をおがむことができました。
参拝時間について
9時~16時
4月・5月、10月・11月は9時~17時
休み:なし
(ただし法要等行事の時は、拝観が出来ない場合もあります。)
拝観料
一般:400円
中学生・高校生:300円
小学生:200円
団体割引有り
境内参拝自由
御本尊の開扉は通例、毎月8日午前11時以降と4月・5月、10月・11月です。
霊宝館特別公開
4月・5月、10月・11月
本堂霊宝館共通券
一般:700円
中学生・高校生:500円
小学生:300円
まとめ
京都、嵯峨嵐山の清凉寺(嵯峨釈迦堂)はぜひ訪れてほしいお寺です。
前にも書きましたが、その人その人が持っているものと、そのお寺や神社の繋がりみたいなものはあるのではと感じています。
でも、訪れるだけ、観光的な意味でただぶらーっとでもいいのではとも思っています。
私はたまたまそこの近くで仕事があってで立ち寄って、とても気に入りました。
嵯峨野という場所は歴史があって、そこにお公家さんたちが暮らしたなごりもあり、好きな場所です。
関西、京都の嵐山、嵯峨野に観光にきたらぜひ、清凉寺(嵯峨釈迦堂)を訪れることをおすすめします。